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トランスメディア提供アイコン01 慣れるということ

そういえば、パナマに着いたころ、足がむくんで疲れてしんどかったけど、今は椅子生活にも慣れて、全然平気になりました。

慣れることは異文化に適応するうえで、とても重要なこと。

でも、慣れたくない事もある。


今日は、前回「共同注視」のところで書いた、男の子にリハビリさせてもらいました。

といっても、急にカウンターパートから、「やって」と言われて、カルテも情報もないままスタート。

とりあえず、カウンターパートが途中までやっていた「塗り絵」を行いました。

「塗り絵」というと、とても楽しい響きがしますが、ここでは違います。

少しでも、はみ出すと、即座に指摘が入ります。

こんな状態だから、大半の子供たちが逃げたそう!

で、自分に変わったとたん、男の子はやりたい放題です。

やりたい放題させて、様子を伺おうかとも思ったけど、後ろからカウンターパートが様子を伺ってるから・・・

カウンターパートと同じ口調で、男の子に話しました。すると顔が一瞬、かたまりました。

でも、すぐやりたい放題。

見かねてカウンターパートが「きちんとしないと、3枚塗り絵かかせるよ。やりたいの?」と言いました。

すると「嫌だ」と言って、塗り絵に従いました。ちなみに、最後にもらえる「飴もあげないよ」といっていました。

う~~~ん。なんか違う。


本来、学習とは「楽しい」ことからされていく。

「モチベーション」も期待よりも、結果が良かった時に、ドーパミンという形で発生します。
これは、飴などのフィードバックではなく、自身の中で感じた成功体験が重要とのこと。

飴と鞭、みたいに。鞭でも学習は可能だけど、、、、

恐怖や嫌な体験からの学習は、大脳辺縁系(動物も持つ脳)の学習。

人間らしく生きるための、新皮質の活動を充実させる学習を子供達にはしてほしい。

そのためには、大脳辺縁系にストレスを与え過ぎないようにしないと。

きっと、恐怖やさせられ体験に慣れ過ぎると、応用の利かない、自律に向かわない子供になると思う。


う~~~ん。難しいけど、「塗り絵」は楽しいものであってほしい。

障がいを持つ子の学習は、ホントに難しい。でも子供らしい学習の仕方を支援したい。

そのために、スペイン語は欠かせない。

でも、予想以上の報酬が返ってこない、スペイン語学習に・・・・・・・・です。

スペイン語が出来ない間に、色々なことに慣れ過ぎて、真意を見失わないようにしたい。

難しい。難しい。

by power_of_youth82 | 2011-02-23 11:49

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