日本新聞発行の切っ掛け
職場の廊下で脳についての本を見ていると言語聴覚士の学生が興味あると寄ってきた。
聞けば、「脳にも興味はあるし、だいたいこの国にはセラピスト専門書があまり売られてないから興味深い」という。
そこで、二つの実験をスペイン語で説明してみた。簡単にいうと以下のような実験。
1、一つのケージでは一匹だけマウスをいれ遊具もない環境で育てる。もう一方のケージでは、親と一緒に育て遊具も入れておく。すると、後者のマウス(豊富な環境下で育った)の脳の発達の方が著しかったというもの。
2、生まれたばかりの双生児の猫を2匹、10日間の間、同じ環境下に入れて育てる。もちろん、二匹の見ている景色は常に同じものである。違う所は、一匹は自分の足で動き生活するということ、もう一匹は自分の足は使わず台車の様なものにのせられ、受動的に動かされる生活するということ。
10日後、前者の猫の視覚とそれを司る脳の部位は正常に発達したが、後者は盲目のようになりその後も視覚に障がいを残すことになったというもの。
スッげー主観的な感情であるが、セラピストとしてこの実験を知った時、関わっている発達障がい児の大きな大きな可能性を感じたのと、同時に凄い凄い責任も感じたのを覚えている。
自分的に、ビシバシ刺激を受けた実験だったわけです。
で、それをスペイン語で説明してみた。上手く出来なかったけど、学生達は何となく理解してくれたようだった・・・・・
でもちゃんと説明したくて、今度は単語を調べて同僚の言語聴覚士に説明してみた。
かなり熱をいれて、そして楽しく真剣に説明してみた。
「本当に興味深い実験なんだよ。」
「こう こう こうでね (実験を説明中)」
「これから考えるに、自分達は子ども達の介助の仕方とかもっと考えないといけないよね」
「理解できた??」
すると、言語聴覚士は
「うん、理解できたよ」
「ところで、君の日本の両親は元気???」
自分
「・・・・・・・・・・、あ、あ、あぁぁ、元気だよ・・・・・・・」
がっつーーーーーーーーーーん
別に自分の気持ちに全部共感しろ、なんて望んでないけど、セラピストなら他に言うことあるやろがい!!
と心で思った。
そして、考えた。
自分のスペイン語のせいもあるがそれだけが問題ではなさそうである。
(もっと知識を吸収したい)もしくは(自分達は多くの知識を持っていないのかも)と気付いてもらわなければ・・・・・。
でも、研修会は予定を立てても、見事にながされてしまうしまつ。
そこでチマチマと日本新聞という名の通信を作製、これを保護者やセラピストに配ることにした。
完成後、皆に見てもらうと明らかに日本文化紹介のコーナーにくぎ付けとなる。予想通りつかみはオッケー!!!
肝心のセラピーコーナーの方は読んではいるものの感想なし・・・・・・。こちらも予想通り。
いいのだ、それでも、いいのだ。
誰かの記憶に残れば、誰かが資料として保存してくれれば、
障害者支援の視点が、0.1ミリでも進めばそれで十分だ。
ここに足りない障害者支援の視点を書きまくるぞ!!!
ちなみに、いつもスペイン語添削してくれる職員さんが、毎回この新聞の最後に 一つの言葉を載せたいと言ってきてくれた。
そして今回の言葉は、
「粘り強さと長い時間(ユックリ進むこと)が 道を開く」
直訳ではないですが、こんな感じの言葉が選ばれました。
障がい児と接する事と、協力隊活動にピッタリの言葉!!!
聞けば、「脳にも興味はあるし、だいたいこの国にはセラピスト専門書があまり売られてないから興味深い」という。
そこで、二つの実験をスペイン語で説明してみた。簡単にいうと以下のような実験。
1、一つのケージでは一匹だけマウスをいれ遊具もない環境で育てる。もう一方のケージでは、親と一緒に育て遊具も入れておく。すると、後者のマウス(豊富な環境下で育った)の脳の発達の方が著しかったというもの。
2、生まれたばかりの双生児の猫を2匹、10日間の間、同じ環境下に入れて育てる。もちろん、二匹の見ている景色は常に同じものである。違う所は、一匹は自分の足で動き生活するということ、もう一匹は自分の足は使わず台車の様なものにのせられ、受動的に動かされる生活するということ。
10日後、前者の猫の視覚とそれを司る脳の部位は正常に発達したが、後者は盲目のようになりその後も視覚に障がいを残すことになったというもの。
スッげー主観的な感情であるが、セラピストとしてこの実験を知った時、関わっている発達障がい児の大きな大きな可能性を感じたのと、同時に凄い凄い責任も感じたのを覚えている。
自分的に、ビシバシ刺激を受けた実験だったわけです。
で、それをスペイン語で説明してみた。上手く出来なかったけど、学生達は何となく理解してくれたようだった・・・・・
でもちゃんと説明したくて、今度は単語を調べて同僚の言語聴覚士に説明してみた。
かなり熱をいれて、そして楽しく真剣に説明してみた。
「本当に興味深い実験なんだよ。」
「こう こう こうでね (実験を説明中)」
「これから考えるに、自分達は子ども達の介助の仕方とかもっと考えないといけないよね」
「理解できた??」
すると、言語聴覚士は
「うん、理解できたよ」
「ところで、君の日本の両親は元気???」
自分
「・・・・・・・・・・、あ、あ、あぁぁ、元気だよ・・・・・・・」
がっつーーーーーーーーーーん
別に自分の気持ちに全部共感しろ、なんて望んでないけど、セラピストなら他に言うことあるやろがい!!
と心で思った。
そして、考えた。
自分のスペイン語のせいもあるがそれだけが問題ではなさそうである。
(もっと知識を吸収したい)もしくは(自分達は多くの知識を持っていないのかも)と気付いてもらわなければ・・・・・。
でも、研修会は予定を立てても、見事にながされてしまうしまつ。
そこでチマチマと日本新聞という名の通信を作製、これを保護者やセラピストに配ることにした。
完成後、皆に見てもらうと明らかに日本文化紹介のコーナーにくぎ付けとなる。予想通りつかみはオッケー!!!
肝心のセラピーコーナーの方は読んではいるものの感想なし・・・・・・。こちらも予想通り。
いいのだ、それでも、いいのだ。
誰かの記憶に残れば、誰かが資料として保存してくれれば、
障害者支援の視点が、0.1ミリでも進めばそれで十分だ。
ここに足りない障害者支援の視点を書きまくるぞ!!!
ちなみに、いつもスペイン語添削してくれる職員さんが、毎回この新聞の最後に 一つの言葉を載せたいと言ってきてくれた。
そして今回の言葉は、
「粘り強さと長い時間(ユックリ進むこと)が 道を開く」
直訳ではないですが、こんな感じの言葉が選ばれました。
障がい児と接する事と、協力隊活動にピッタリの言葉!!!
by power_of_youth82 | 2011-12-29 11:14