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今日も悔しい思いをした。なるべく協力隊の現実を何でも書いてきたので、今日も書く。

自分がこの職場に配属される以前に3人の理学療法士が協力隊として働いていた。

配属先の人の話によると

一人目は配属先の理学療法室を日本政府の支援金を利用して拡大し多くに機材を購入したそうである。自分で計画した仕事を突き進む人だったそう。


二人目の人は、途中から仕事に来なくなり、旅行ばかりしていて、配属先から追放通告を受けたそう。


三人目は配属先の行事等に参加せず、いつもカリカリ、イライラしていて配属先のトップに向かって怒鳴りあげたそう。

もちろん、噂好きのパナマ人が言っているので真実ばかりとは思えないが、


でも、なぜこんな印象になってしまったか???


今ならわかる。



最近は出来るだけ前向きにと仕事に取り組んでいる自分。
それでも、もう勝手に一人で仕事したい!!!!職場に行きたくない!!!!怒鳴りあげたい!!!!と思う事は度々である。

相変わらずパナマ人は働かない。作業療法士は一日中携帯をいじっている。

自分が自身のパソコンで資料づくりをしていると、インターネットしたいから貸してと言ってくる。

調べている内容はもちろんプライベートの事。仕事を手伝うどころか、邪魔をするのである。

でも、こんなのいつもの事。



今日、職場の倉庫に眠っていたものを捨てるという事で、何か支援用具に使える材料はないかと探しにいった。

もちろん、ゴミをあさる自分の事を職場の人は変な目で見る

沢山の木やクッションが捨てられていく。どれもこれも利用できるもの。

日本でだってこういう不要になった材料を工夫して援助具を作っているのに、あっさり捨ててしまう。

そのゴミの中にjapón(日本)というシールが貼られたクッションがあった。

おそらく前のボランティアの提案で購入されたものと思われる。

布地に貼ったシールがはがれずに綺麗に残っているところからして、あまり使われず倉庫でホコリをかぶっていたのだ。

そのクッションをみて、職場のトップが「これ日本のだから、あなた拾いなさいよ」と足で蹴ってこっちによせてきた。悪気はないのだろうが・・・・・・・。

またもやイライラした。

でも、自分は笑顔で対応するのだ。怒ったら3番目に来たボランティアの方と同じ様に言われる。

全て日本の税金で購入したものである。

人生のほとんどを働いて過ごす日本人(働きづめだった祖父母、両親)の税金で買ったものだ。

貿易も赤字となった今の日本の状況を考えると。余計に悔しくてたまらない。


日本の税金で援助品を購入しても、結局使われることなくホコリをかぶると言う話はよくある。

もちろん、そこに根付く援助をするのは難しいので使われなくなることもあるだろう。

でも、「恥を知れ!!」と思った。こんな形でゴミに紛れていることを申し訳ないと思えないのだろうか??!

というか「蹴るなよ」。

デリカシーがない事も文化として納得しなければいけないのか?


「日本は金持ちなんだから、あれ買って、これ買って」という前に、働けよって思う。



協力隊というと援助が欲しくて、手助けが欲しくて、そういう場所に派遣されるというイメージがあるかも知れないが、

実際は、自分の配属先みたいな所に派遣されることも多々ある。

もちろん怠慢の彼らの影には援助を必要としている障がい児達がいるのだろうが。


そんな障がい児達のために、彼らと一緒になって働けるように、諦めずアプローチは続けていくつもりだ・・・・

それが4番目のボランティアとして来た自分の使命だと思うので。

でも、悔しい。

ボランティアだから見返りを求めている訳ではないし、

国際協力しているだけで、世界の中の日本の位置でいうと見返りがあるのかもしれないけど。

でも、そういうのではなく、一個人として気遣いの出来るパナマ人に会いたい。


今日も、愚痴ブログでした。

まぁでも、障がい児達の事を思い出して、明日からも頑張りますよぉーーーーー

by power_of_youth82 | 2012-01-25 12:26

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