トランスメディア提供アイコン01 「チノ(中国人)!!」という挨拶

日本語教室の一つの目標は、外国人の事を好きにれるパナマ人が増えてくれること。

贅沢を言えば、外国人に敬意を持てるパナマ人が増えてくれること。

まぁ、そこまで行かなくても外国人と触れ合う経験を持って欲しい。



なぜこんな事を思ったかと言うと、パナマ人は結構保守的で外国人に対して否定的な発言をすることが多いから。

特に、中国人に対しては偏見を持っている人が多い。

アジア系の顔をしている人種の事をパナマ人は「チノ(中国人)」と呼び。

一日に呼ばれない日は無いという程、道を歩いていると何の用事もないのに呼んでくる。

一種の挨拶のつもりだろう。

7割ぐらいのパナマ人が好意的に呼ぶが、皮肉のように呼ぶ者のいる。

そして自分の事を日本人と知っているパナマ人は「中国人ではないよ、日本人よ。日本人の方が顔がきれいだし、人もいいのよ」なんてフォローをする。


裏を返せば、アジア人は皆、顔はブサイクと言っている。そして、中国人は性格が悪いと言っている。


自分の知っているパナマに住む中国人の殆どは良い人柄だ。よっぽどパナマ人の人柄の悪さが目立つこともある。まぁ結局は、人柄なんて一個人の問題だ。



それにしても、パナマには沢山の中国人がいるが、街を歩いている人は少ない。カーニバルのようなお祭りに出てきている人も、ほぼいない。




今日は、任地のカーニバルの終了時間にジョギングに出た。

町はカーニバル帰りの若者や酔っ払いが沢山。

いつものように自分を見るなり「チノ(中国人)」と呼んでくる。

自分は中国人でもないし、とりあえず聞こえないふり。

皆、「チノ」と呼んだ後にクスクス笑っている。

よろけた振りをして、走っている自分の足をひっかけ様とした者もいた。そして、またクスクス笑う。

それでも気にせず走る。

すると、集団で歩いている若者が、友達を突き飛ばし、自分にぶつけようとして、そしてまたクスクス笑う。

それでも無視して走る

すると、他の集団が今度は食べた後の果物の種を投げてきた。

今日はカーニバルで皆浮かれていいたのだろうが、

それにしてもヒドイ。

自分は本当は日本人だから傷つきは少ないものの、本当の中国人がこんな屈辱を受けたらどう思うだろう。

街に出たくなくなるのも、ごもっともである。

いくら好意的に「チノ(中国人)」と呼ぶ人が7割ぐらいだとしても、出たくはないだろう。

というか、だいたい好意的であろうが、受け止める側が不愉快なら、良いことではない。

好意的であっても、「こんにちは!!」ではなく、いきなり軽快な口調で「中国人」って挨拶するのは、そこに敬意は無いと今日思った。



外国の事を色々考えているパナマ人は「チノ」なんて挨拶の仕方はしない。そういう人がもっと増えるといいなーーーと思う。

そして、外国の良いところを沢山取り入れれる様な、そんな人が増えるといいなと思う。
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by power_of_youth82 | 2012-02-20 11:12

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