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トランスメディア提供アイコン01 蒔いた種が実るかは、見れないもの

今年に入り任地の道路の工事が進み全面アスファルトになりました。歩道も出来て、街には立派な街灯、バス停そして陸橋まで出来ました。

その街の変化を無駄にしてはいけないと、数ヶ月前にバリアフリーを求める書面を住民のサインと共に役所に届ける提案をしました。

そうそう届ける日は高熱が出てしまい、それでも日本人マスコットとして行きましたっけ。。



それから数カ月し、道路の完成チェックを交通省、障害者支援の省庁及び市長で行う事になった様で、そこに呼んでもらえました。

こうして色々考えながら戦略的に蒔き散らした種は、思わぬチャンスとして戻ってくるのです。

チャンスは無駄には出来ないと、前日に街をまわり気になる点をチャックして写真に収めました。



そして当日。

集まった皆で道路チャック。明らかに障害者適応でない街を見て、口々に「法律でバリアフリーは決まっている」「これではダメだ」と言うわりに、カメラも用意してなければダメな箇所のメモをとらない皆。

この詰の甘さがゆえに、物事が改善されないのですよ。。。。。


とりあえず、こちらからは改善個所の写真と意見を提出することを言いました。

その先は他省庁と市役所の仕事。

「本当に改善するの??」と疑心何偽でいます。

だってもう、道路修理会社にはチャック前に報酬を支払ってしまったという計画性の無さ。。。。。
いったい改善予算はどこから出るの?そして細かなところまでチャックする人は誰??

と気になることは沢山ありますが、、自分のパナマ生活も2カ月となり、、その改善あるいは改善されない状況を見ることはもう出来ないのです。

もしもあと何カ月がここにいれたら、超~~しつこく言っていくのに的な気持ちはありますが。。。

もしも、、、何てことを言っていたら限がないし

いつまで居ようが、終わりのない障がい者支援・参加促進をみている訳ですから、こういう気持ちをもって、活動は終わっていくものなのでしょう。


蒔いた種がいつか実をみのらせる事を願うばかりです。 これが協力隊の歩む心情なんでしょうね。

蒔いた種が実るかは、見れないもの_b0208803_3375218.jpg

こんな段差が無くなり、「昔のこの街はどうだったっけ??」と思えるぐらいになって、、不便だった頃なんてスッカリ忘る。

そして、ベビーカーを押すお母さんが、車椅子の方と散歩する家族が当たり前に進める街になっていますように。

by power_of_youth82 | 2013-11-05 03:12

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